調律師が作業している時に見たことがある方もいるかもしれません。
じつは鍵盤の奥は、その倍以上の長さがあって複雑な機構を持つアクションを経由した後にハンマーが弦を叩いているのです。
鍵盤からハンマーまで、とっても複雑です! |
この長さは、長くなればなるほど微妙なタッチの変化がつけられます。
イメージ的には「テコの原理」で短い棒よりも長い棒の方が微妙な調節が出来るのと同じです。
それではピアノを弾いた時、鍵盤は何センチくらい下に動くのでしょう?
答えは1センチです。
そのため、音を出す時の微妙なタッチの違いは0.1ミリ以下になるのです!
実際に調律師の方々はその精度で鍵盤の調整をしているそうです。
ピアノの場合このタッチの変化が音に大きく影響してきます。
そしてこの微妙なタッチの練習がとても大変なのです(T_T)
ということでピアノの上達の近道は、
「できるだけ(見えない部分の)鍵盤の長いピアノでいっぱい練習する!」
ということです。
ちなみに週に1回いっぱい練習するより毎日ちょこっとづつ練習するほうが効果的なんだそうです。
これは寝ている間に練習で会得した技術を脳が整理するからだとか。
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