ピアノの鍵盤を叩くと音が出ます。
ドを叩けばドの音、レならレの音、誰でも簡単に正確な音が出ます(*^_^*)
とっても分かりやすですね♪
音楽を学ぶのに鍵盤楽器が最適な理由がこれだったりします。
そしてヤマハでピアノやエレクトーンといった鍵盤楽器をメインで使っている理由がまさにこれ。
「音楽」総合的に学ぶために使用しています。
さて、以前の記事、
ピアノの構造「けんばん!」で、叩かれた鍵盤からアクションを経由してハンマーが弦を叩くまでのことを紹介しました。
音は弦から出ています♪
ただし、このままでは十分な音量でなく、音もよくありません。
これを補正するのが響板です!
響板とはスプルースという木で作られた大きな板のことです。
アップライトピアノなら背面に、グランドピアノなら下面に付いています。
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グランドピアノの響板(ヤマハHPより) |
弦の振動を駒という部品を通して響板に伝えます。
伝わった振動は響板で増幅されて聴衆の耳に届きます。
ん?でもなんで木製なのでしょうか?金属の方がより大きく響きそうなものですが?
その答えは木の性質にありました。
金属だと高い音も低い音も同じように増幅してしまうのです。
なのでその場合金属的なシャンシャンしたとても聴いていられない音になってしまいます…。
それに対して木は、低い音だけを増幅して高い音はカットするという性質があるんです。
天然のイコライザーといった感じですね。
現代風に例えると、弦が音源、駒がケーブル、響板がアンプとイコライザーとスピーカー、といった感じでしょうか?
ということでピアノの音は最終的に響板から出ています。
アップライトピアノなら背面、グランドピアノなら下面(屋根を開けた時は上下)。
ピアノを設置する時はこのことをちょこっと考えてみるといい音がさらにイイ音になります(*^_^*)
ちなみにヤマハから発売されている
調音パネルをアップライトピアノなら背面、グランドピアノなら下面といった音の出口に置くと素晴らしい効果があったりしますよ♪