これはアップライトピアノなのでマフラーペダルです。 |
アップライトピアノの場合、一般的にこのペダルは「マフラーペダル」です。
ハンマーと弦の間に薄いフェルトを挟むことで音量が下がります。
ソフトペダルよりもずっと音が小さくなりますが、音色の変わらないソフトペダルに対してこのペダルはフェルトを挟んで音を小さくしているので音色がモコモコしたものに変わります。
※ヤマハの現行アップライトピアノ、YUS5シリーズとSU7ではマフラーペダルではなくソステヌートペダルになります。
ではグランドピアノではどうでしょうか?
グランドピアノの場合はソステヌートペダルといって音量を変化させるものではありません。
ダンパーペダルのように音を伸ばすためのものです。
そのためサスティーンペダルとも呼ばれる場合があります。
構造としては、弦の振動を止める「ダンパー」が弦から離れている時(鍵盤を指で押して音が鳴っている時)にこのペダルを踏むと、そのダンパーは離れたままになります。
なのでペダルを踏んだ時に鍵盤から指が離れていた場合や、ペダルを踏んでから鍵盤を押しても何の効果もありません。
むぅ、ちょっとややこしいですね(´・ω・`)
簡単に言うと「特定の音だけ」を伸ばすことのできるペダルです。
使い方の例として、低音の何音かの鍵盤を押しながらペダルを踏んでベース音を伸ばしつつ、他の音を両手で演奏する…といった感じです。
このソステヌートペダル、便利そうな機能なんですがなかなか使う機会がなかったりで使用頻度は低かったりします。
ドビュッシー以降の近代、現代曲ではそこそこ使用頻度があるようですが (^_^;)
ピアノリサイタル等に行った時、プロのピアニストがどのようにこの3本のペダルを使っているのか、足もとに注目してみるのもおもしろいかもしれません(*^_^*)
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