2013年9月6日金曜日

ハウリングを利用した奏法とは?


カラオケでマイクの音量を上げすぎると突然「ピーッ!!」と出るいやな音。
この現象は「ハウリング」と言います。
よく聞く言葉なので知っている人も多いのではないでしょうか?

では何でこんなことが起きるのか、です。
これは、スピーカーから出た音をマイクが拾って、さらに大きくなってスピーカーから出てきた音をまたマイクが拾って、さらに大きくなってスピーカーから出てきた音をまたマイクが…という無限ループが原因です。

よく聞くと徐々に音が大きくなっていくのがわかります。(耳を痛めますのでよく聞いちゃダメです!)

しかし、この大迷惑な現象を奏法に取り入れている楽器があるんですね。
ギュィーンとカッコ良い音の出るあの楽器、エレキギターです!

え、ギターとマイクって関係ないんじゃ?と思われる方もいるかもしれません。
実はエレキギターには付いているんです、マイク。
といってもあのマイクがそのまま内蔵されているわけではなく、ピックアップという弦の振動をとらえるものですが (^_^;)

ギターのハウリングはスピーカーから出た音(空気の振動)が弦を振動させて、それをマイク(ピックアップ)が拾って、といった感じに無限ループします。
その結果、音がずーっと鳴りっぱなしになってしまうんです。
この現象を「使える!」と考えたギタリストが実際に演奏に取り入れ、奏法として定着していったそうです。

その奏法の名前は”フィードバック奏法”。
なんかカッコ良い!

ちなみにスピーカーの正面では高い音が、横では低い音が、その効果を出しやすくなるみたいです。
ギタリストがステージで移動したり、向きを変えたりするのってこのためでもあったんですね。

私はただテンションが上がってヒャッハー!ってなってるだけだと思ってました。

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