2014年6月12日木曜日

自動車メーカーがピアノのデザインをすると

1500年頃にイタリアで生まれたチェンバロ。
音の出し方は「弦を爪ではじく」と、現在の「弦をハンマーで叩く」とは違いますがデザインはこれが元になっていると思われます。
ヤマハ楽器解体全書より
このピアノのデザイン、なんとアウディやポルシェ、プジョーなどもしてたりします。

まずはアウディ・ベーゼンドルファーのコラボモデル。
ベーゼンドルファーHPより
アウディ社の創業100周年を記念してベーゼンドルファーと共同開発されたものだそうです。
装飾を一切なくして、エッジやラインを強調したシンプルな外見がドイツっぽいですね。
低音部分の側板は反響板の役割もするそうで、デザインだけでなく機能面もしっかりと考えられてます。

こちらはポルシェとベーゼンドルファーのコラボモデル。
ベーゼンドルファーHPより
デザインは伝統的な曲線を維持していますが、より薄く軽量に設計された大屋根はガススプリング機能による開閉。譜面台両サイドにあるスライダーで音のボリューム調整可能など新しい機能が追加されています。


アウディ、ポルシェがドイツの自動車メーカーだったのに対して、プジョーはフランスのメーカー。
ファッションヘッドラインより
こちらは同じくフランスのピアノ製作会社であるプレイエルとのコラボモデルです。
アクション機構を低くして鍵盤とフレームがほぼ同じ高さになっているのが一番の特徴でしょうか?
ちなみにプレイエルは1807年に創業した世界最古のピアノメーカーなのだそうです。あのショパンが愛用したことでも知られ、2代目の社長とショパンは友人関係だったとか。


伝統的なあのピアノデザインはすでに完成されたデザインですが、それが現代の感性でリデザインされるのも面白いですね♪

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